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もう直ぐ“サマータイム”も始まる時季(2008年3月20日)

 ユジノサハリンスクでは、街の中の雪は「もうなくなった」と言ってもよいと思います。気温は最低が0℃から最高+7℃までの範囲で日中はプラスの温度ですので、急速に春めいてきています。事務所近くの民家の庭でも、ネコヤナギの木が芽吹いて来ているのを確認しました。他方、下水溝が殆ど整備されていないため、水溜りが各所に出現し犬の糞と共に市民は歩くのに苦労しているようです。折角おしゃれな服装で外出しても、増えつつある車の水はねを避けるため、通りを歩く時は戦々恐々といった感があります。

 ロシアでは、来る3月30日日曜日の午前2時に時計を1時間進めて3時とし、サハリンでもこの瞬間から夏時間に切り替わります。稚内との時差は2時間になります。生活が1時間早いリズムになりますので、慣れるまでとまどうのではないかと思っています。ちなみにロシアでは、領土の経度に大きな幅があるため11の時間帯が制定されており、サハリンとモスクワでは7時間の時差があるとのことです。

 雪融けも進んで、時計まで切り替わる話しで春を意識せざるを得ませんが、こちらでは人気のウィンタースポーツもシーズンが終わりつつあります。

 ユジノサハリンスク市内に6箇所ほどスケート場があります。その中の2箇所を利用したことがありますが、そのスケート場は3月10日で今シーズンの終了となりました。

 スキー場は4月末までオープンの計画だということですが、「雪の状況次第」と思われます。1月と2月にはゲレンデスキーと歩くスキーを体験しました。寒かったのですがスロープが2Km以上あるゲレンデで眺めもよく、「下界の街に向かって」という感じで滑っていくのは楽しいと思いました。

 ユジノサハリンスクでは、タクシー代、アパート代、その他色々なものが値上がりしている感ですが、市内で買物をしていると“値上がり”の他にも気付くことがあります。ユジノサハリンスクではスーパーマーケットなどのレジ袋の類が全て有料化しています。無料サービスのものはありません。レジ袋はその材質によりますが1.3ルーブル(約6円)から2ルーブル(約9円)の値段です。ユジノサハリンスクの市民は買物の際、当然のように「レジ袋を含めた代金」を払っています。

 少し古い話しになりますが、2月3日の日曜日にバスでネベリスクを訪ねました。ネベリスクの海岸線は稚内の西海岸の景色ととてもよく似ていて、利尻富士が沖にあったら誰もが「ここは稚内だよ」と思うでしょう。稚内を思い出し、懐かしく感じました。昨年8月、ネベリスクは震災に遭ってしまいましたが、ネベリスク市内では震災復興住宅が4箇所でそれぞれの工法や様式により建築中でした。

 そのネベリスクから少し興味を引く話しが伝わってきました。ネベリスクでは、地域のシンボルになっていた“トド”の姿が見られなくなったそうです。地震で海底が隆起して陸地化し、従来トドが群れていた岩につながってしまったため人が容易に近づけるようになり、住民が石を投げるなどして楽しんでいたのが原因だと言われているそうです。このためネベリスク市行政府は、ネベリスクの港を管轄するサハリン州政府に対して障壁を作るなど岩を隔離し、何とかトドが戻ってくる環境を整備してほしいと要請しているそうです。一方で、トドが増えすぎると魚を食べ荒らすので、漁業に従事する人たちは漁獲に影響するのではないかと懸念しているとのことです。

お問い合わせ先

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稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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