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寒さが厳しさを増す中で…(2008年1月18日)

 最近のユジノサハリンスクでは、最低気温マイナス12℃、最高気温マイナス5℃ほどです。晴れて風のない日が続いています。珍しく風があると、最高気温がマイナス10℃でも寒く感じます。地元の人に訊くと、「今年は雪が少なくて助かっている」とのことです。

 気温は稚内などよりも低いのですが、とても乾燥しており、感じる寒さはそれほどでもありません。乾燥しているため、洗濯物はすぐに乾きます。若い人達の様子を見ていると、1月に入って寒さに慣れたせいか、軽装の人も見かけます。降り積もっていた雪も、少しずつ蒸発したりしてやせてきています。

 外の気温と、集中暖房がよく効いた屋内の気温とでは、温度差は30度以上になることもあります。室内では、夜に暑い感じで寝苦しい場合もあります。こういう温度差が「身体に障らないか?」と気になることもありますが、今のところは大丈夫です。

 “ヨールカ”と呼ばれる広場のクリスマスツリーや、文化施設・官公庁・商店などのイルミネーションですが、1月に入っても夕方から輝いていて綺麗です。ユジノサハリンスクの市民は新しい年を迎えることができたことを喜び合い、昼・夜となくレーニン広場に家族同士で集って景色を眺めたり飲み物を飲んだり、屋台のシャシリークを食べたりして楽しんでいるようです。聞けば、この時季、一般の家庭などでは室内でツリーやイルミネーションを飾ることが多いそうです。

 “ロシア暦”ではクリスマスは1月7日です。クリスマス前日夜と当日、信者の人達は教会へお参りします。

 ロシアでの年末年始のお休みについてご紹介します。今回の年末年始の場合、官公庁では12月30日の土曜日から1月8日まで休みでした。いつもは、正月休みは12月30日から1月5日までで、1月7日がクリスマスなので、1月7日も休みにしているそうです。今回は12月29日が土曜日で休みの日、そして5日が土曜日と重なったため代替に12月31日や1月8日が休日に指定され、長い休みになりました。日本では1月4日から業務開始が多いのに比べて長い休みであると思います。商店などは正月三ケ日以外は開いてたようです。

 この長い休暇を利用して、外国などへ家族旅行をした人達も、かなり居たようです。貯蓄よりも良い物にお金を使うことを惜しまないと言われるお国柄なようですから、豪華な旅行をした事例も見受けられたことでしょう。

 12月下旬から最近までの街の様子ですが、12月下旬にユジノサハリンスク市内で自動車の燃料が一時不足して販売がストップし話題になったことがありました。「外国へ原油を輸出しすぎたため国内向けが不足したのではないか」などとも囁かれていました。自動車の数が増えていると言われるユジノサハリンスクですが、市民の人たちは普段から歩く習慣がありますので、買い物などは徒歩で済ませているようです。

 ユジノサハリンスク市内では、冬も穀類・イモ・野菜・果物・肉・魚類は豊富にあります。魚は冷凍が主で、カンカイやコマイですが、3キログラムで100ルーブル(約460円)、冷凍のタラで切り身1キログラム90ルーブル(410円ほど)と、値段が高くなく、美味しいものもあります。

 他方、冷凍のカニやエビ、干したキュウリウオのように値段の高いものもあります。冷凍のハナサキガニは2キログラムもので1パイ1,150ルーブル(5,300円ほど)、大型の北海シマエビは1パック1キログラム入りが1,500ルーブル(7,000円ほど)です。干したキュウリウオは、卵が入ったもの20匹、1キログラム入りで500ルーブル(2,300円ほど)もしますが、人気があるようです。

 穀類・イモ・野菜類・果物類は、それほど高くない感じを受けますが、ユジノサハリンスク市民は夏に自分のダーチャで作った野菜を漬物やピクルスにして、それを食べたり市場で売ったりしているようです。

 サハリンの人達は、各自の生活を大切にしており、遊ぶのも大好きなようですから、冬も様々な楽しみを持っています。

 例えば屋外では、氷の張った川や湖などでの魚釣り、スキー、スケート、スノーモービル、雪遊び、ドライブ、散歩やジョギングなどです。スケート場は大小合わせて市内に10以上あります。スキー場はリフトやロープウエイのある本格的なものが2つあります。スキーはアルペンも盛んですが、ノルディックの方も歴史が長いせいか人気があります。これらの施設ではスケート・スキーを貸してくれますのでは気軽に楽しむことができます。また、こちらの子ども達は、学校でスキー・スケートを習っているとのことです。

 屋内では、体育施設で各種競技や体操をしたり、文化施設で踊り、歌、器楽奏をしたり、ダーチャと呼ばれる郊外のセカンドハウスでロシア風サウナに入ったりします。

 家での過ごし方ということになると、特別なことはやっていませんが、こちらの人達は話好き、世話好きで知られていますから、家族や親しい友達と互いに招いたり、招かれたりで、話を長く楽しんでいる傾向があります。

お問い合わせ先

企画総務部交流推進課
稚内市中央3丁目13番15号
交流推進グループ 0162-23-6486(直通)

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