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北海道の商品をサハリンへ・・・(2018.09.21)

稚内から聞こえてきたニュースの「沼川で9月11日に氷点下の気温」はさすがに驚きました。サハリンに限らず、「寒い地域」というイメージが強いと見受けられる極東ロシア全般を通じても、「9月に氷点下」はひどく特殊な感さえ受けてしまうかもしれません。

ユジノサハリンスクでは、未だ「氷点下の気温」は聞きません。が、地形の関係で、暖かい日中と朝早くの温度差が少し大きい感じです。日中に20℃近くの気温になっていても、朝早くには5℃程度という状況が存外に多く、「何を着て出掛けようか?」と少し迷う感じです。
ユジノサハリンスク市の青空の写真









 9月のユジノサハリンスクは好天の日が多い感です。


日中の戸外では、早朝から着ていたらしい上着を羽織った人達と、薄いシャツのような服装の人達が混在しているような状態が見受けられる場合もあります。

あるいはこういう、「何を着て出掛けようか?」と少し迷う感じは、「これから暖かくなっていく?」というような雰囲気だった6月頃にも見受けられた様子であるように思います。9月は「多少寒くなっていく途上?」ということになる訳です。

 昨年の様子を思い起こせば、9月の末を過ぎてしまうと、迷わずに「一寸、上着を着て外へ・・・」ということに、更に「温かい帽子を忘れずに・・・」となっていくような気がします。

   ナナカマドの木の写真  







ナナカマドの赤い実が眼に留まるようになっている昨今です。                                               


2010年代に入った辺りから、少し盛んになっているように見受けられますが、ユジノサハリンスクの商業施設内に会場を特設し、そちらに方々の産物等を持ち込んで展示販売を行う「物産展」というようなことが時々催されています。

サハリンの皆さんに北海道内等の商品をご紹介することや、可能であれば販路を開くことを目指している訳です。

稚内市としては道北9市で構成する協議会に参画していて、その協議会による取り組みに参加しています。今年、2018年に関しては北海道が開催した「物産展」である<北海道フェア>に“道北ブース”という形で出展しました。催事は9月7日から9月9日の、週末の3日間で開催されました。
 

物産展の道北ブースの写真








<北海道フェア>の“道北ブース”の様子です。


日本国内、ロシア国内、あるいは他の諸外国でもそうだと思いますが、一定程度の需要が見込めるような食品や日用品は、大概何でも店に揃っています。取り扱いが難しいモノ、特殊な嗜好品と見受けられるモノ、何らかの理由で様々な規制が厳しいモノということでもなければ、何でもあると考えて差し支えないかもしれません。

そういう意味で、北海道内で出回っているようなモノに関して、一定程度の需要が見込めるような食品等で、取り扱いや規制の問題がクリア出来るモノは、既に色々とサハリンに入っています。

人気が高い果物や野菜を更に出してみる、調味料や菓子を売り込むということが試行されていて、今回もその種のモノが多く出されました。

“道北ブース”では、メロン、スイカ、「焼肉のタレ」、「しゃぶしゃぶのタレ」、「豚丼のタレ」というような各種の調味料、ポテトチップス、ラーメン等が持ち込まれて販売されました。

催事そのものは、日本国内の商業施設で催される「物産展」のような催事と大きな差があるものでもなく、商品が並んでいる会場に来館者が立ち寄って買い物をするという感じです。が、ユジノサハリンスクの催事では、「日本文化の紹介」というような催しも取り入れています。

今般、会場内では「餅つき」や「書道体験」ということも行いました。

「餅つき」は臼と杵を運び込んで、もち米を蒸したモノを館内で準備し、来場した子ども達等に杵を手にしてもらって「よいしょ!」と掛け声を掛けてついてもらう訳です。これがなかなかに好評でした。参加していただいた方達には、用意していた切り餅を景品に差し上げました。

「書道体験」は、少し意外な程に好評でした。これは会場内にテーブルを据えて習字の用意をして、来場した皆さんに筆で文字を書いてもらうのです。最初は、「漢字は発音を示すのみではなく意味も示すモノ」というような話をしながら、“花”、“愛”、“友”、“夢”というような字の見本を示し、「こういう具合に書く!」と一寸筆を振るって見せて、皆さんに試していただくのです。思ったより長い時間、試してみようとする人達が途切れずに続きました。

更に今回は、旭川在住の職人さんがやって来て、日本の伝統的な技芸である“飴細工”が披露されました。これもなかなかに人気でした。飴を温めて、それを色々にこねて自在に形を作って色彩を施し、動物やアニメのキャラクター等を作るのです。私もペンギンや、ロシアの人形アニメのキャラクターの“チェブラーシカ”を作っていただきました。飴ですから食べられるのですが、未だ食べずに、大切に保管してあります。

飴細工の写真






サハリン入りした旭川在住の職人さんに作って頂いた飴細工です。左がペンギンで、右はロシアの人形アニメーションに登場するチェブラーシカです。


そういうような催しも交えながら、色々なモノが販売されたという状況でした。

既に何度も催している「物産展」です。来場している方達にもそういう傾向があったかもしれませんが、「前回までの催事で良かったモノが、またあれば求めてみたい」というのがあるように思います。

私自身は、深川の工場で製造されているというポテトチップスと、この「物産展」で出くわし、なかなかに気に入っていたのですが、今回もそれを見つけて求めました。このポテトチップスに関しては、ユジノサハリンスク市内等に展開するチェーンスーパーの一つで既に仕入れていて、時々店でも見掛けるようになってきました。
深川で製造されているポテトチップスの写真





 
物産展のような催しだけではなく、スーパーの店頭で普段から見ることもある深川市内の工場で製造されているというポテトチップスです。

他には、今回は「物産展では大人気」の北海道内産のメロンを頂く機会がありました。実を言えば「そういえば久しぶり・・・いつ以来だったか?」という感じでメロンを口にしたのですが、あれは良いモノです。
 

メロンの写真







 <北海道フェア>の“道北ブース”で販売されていたメロンを頂いてみました。いいものです….


 

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