ここからメインメニュー

メインメニューここまで

サイト内共通メニューここまで

ここから本文です。

サハリン友好都市青少年受入(高校生ホームステイ受入)事業(2018年8月10日~8月14日)

ノシャップ岬での写真

稚内国際文化交流協議会が実施している、稚内市内の高校生とサハリン州の友好都市の生徒(高校生相当の年齢)による青少年派遣・受入事業は、今年で7年目を迎えました。
 

 先に7月30日(月)~8月4日(金)の日程で、稚内市内の高校生4名(男子2名、女子2名)がサハリン州を訪れ、友好都市であるネベリスク市の生徒たちとの交流・ホームステイを体験してきました。

 今回は稚内側が「受入」として、8月10日(金)から8月14日(火)まで、ネベリスク市の生徒たちをお迎えし、各種プログラム・ホームステイを通じて交流を深めましたので、その模様をお伝えいたします。
 

8月10日(金)

 ネベリスク市の生徒たちは、今季の運行が始まって間もない「稚内・コルサコフ定期航路」を利用し、「ペンギン32」に乗って、稚内へとやってきました。
 出迎える稚内の生徒たちも、久しぶりの再会に待ちきれない様子でした。約10日ぶりの再会となりましたが、その間もずっとインターネットを通じて連絡を取り合っていたようです。もうすっかり友達、といった様子で再会を喜んでいました。
ペンギン32から降りた写真    再会を喜んでいる写真

 この日は稚内の生徒たちが通う高校を訪問し、校内を見学しました。ネベリスクの生徒たちは、自分たちの通うネベリスクの学校の様子と違うことに大変驚いていたようです。また、稚内高校では看護棟の実習室も案内していただき、専門的な教育施設があることに驚いていたようでした。体育館でバレーボールをして遊ぶなどして楽しんでいました。
高校の体育館で遊ぶ写真     大谷高校の写真
 そして各々、稚内のホストファミリーのもとで1晩を過ごしました。

 

8月11日(土)

 朝はホストファミリーに見送られて出発です。ネベリスクの生徒のなかには、“納豆”にチャレンジした生徒もいたようで、「スパイダーマンになった気分だった!!!」と大興奮していた生徒もおり、日本文化に果敢にチャレンジしたようです。

 午前中は市内施設を見学しました。≪北方記念館≫展望台では、悪天候のため残念ながらサハリンを望むことは出来ませんでしたが、展示室では樺太に関する展示を興味深く見学しました。
 また、稚内市内にある「ネベリスク通り」を訪れました。実は、ネベリスク市内にも「ワッカナイ通り」があり、「ほんとうにつながりの深い街なんだね」と感心した様子でした。
     北方記念館の写真    ネベリスク通りの写真
 午後には、ちょうど開催されていた「南神社祭り」を見学しました。日本文化の体験をしてもらうべく、稚内側・ネベリスク側双方の生徒たちが浴衣の着て、お祭りへと繰り出しました。ネベリスクの生徒たちは、初めての和服・下駄に少々苦戦しながらも、美しい着物に大興奮の様子でした。
浴衣の集合写真    南神社の祭りの写真
 この日で2泊のホームステイは終了。夜はホストファミリーと最後の時間を過ごしました。
 

8月12日(日)

 午前中は「そば打ち体験」を行いました。稚内の生徒も、ネベリスクの生徒もそば打ちは初めての体験ということで、みんなで協力しながらそばを打ち、お昼ごはんには自分たちで丹精こめて打った出来立ての風味豊かなそばを堪能しました。
 午後は宗谷岬やふれあい公園で自然を眺めながら交流を深めました。ふれあい公園では遊具で遊んだり、稚内の生徒たちが日本の「鬼ごっこ」をレクチャーして公園内を元気いっぱい駆け回る場面もあり、楽しく過ごしたようです。
     そば打ちの写真      ふれあい公園の写真 
 

8月13日(月)
 翌日早朝にネベリスクの生徒たちは帰ってしまうため、交流プログラムとしては最後の日となってしまいました。早くも朝から「さみしい・・・」という声が聞こえるなか、ノシャップの水族館・科学館を見学しました。午後は自由時間として、ネベリスクの生徒たちの買い物を稚内の生徒たちが手伝ってあげていました。
 夕食に回転寿司を堪能したあと、本当はバスでネベリスクの生徒たちが滞在するホテルへ移動する予定でしたが、みんな名残惜しいのか「もっと時間をかけて一緒に帰りたい!」との希望から、徒歩でゆっくりとホテルまで移動しました。いかに稚内・ネベリスク双方の生徒たちが、かけがえのない友人になったかを物語っていました。
     水族館の写真   夜の散歩の写真
 
8月14日(火)
 コルサコフの生徒たちがサハリンへ帰る日です。稚内の生徒たちもフェリーターミナルで見送りました。互いに寂しそうな表情で、離れがたい様子でした。

     お別れの写真    別れの写真
 「また会おうね!」「遊びに来てね!」と、互いに約束をしてお別れとなりました。たくさんのお土産と思い出、そしてかけがえのない友人との絆を抱えて、ネベリスクの生徒たちは往路と同じく「ペンギン32」に乗ってサハリンへと帰っていきました。彼らにとって、日本や稚内はどのように映ったでしょうか。

     最後の記念写真  ペンギン32に乗って帰る写真 

  

 これをもって、「青少年派遣・受入事業」は終了しました。稚内の生徒、ネベリスクの生徒それぞれにとって、かけがえのない経験と友人を得たのではないでしょうか。今回参加した生徒たちが、今後の稚内とネベリスクの友好関係をつなぐ存在となってくれることを願ってやみません。

 なお、稚内側参加生徒による「ホームステイ報告会」は秋ごろに開催予定です。
    
 

 

      
 

本文ここまで

ここからフッターメニュー