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プリゴロドノエの液化天然ガス(LNG)工場及び貯蔵出荷施設の始動記念式について(2009年2月)

プリゴロドノエに入っていたLNG専用タンカー平成21(2009)年2月18日、<サハリンエナジー>社によるロシアでは“史上初”となる液化天然ガス(LNG)工場、関連する貯蔵出荷施設の始動記念式が、プリゴロドノエの特設会場で催されました。各国の来賓、施設に関係する企業の皆さんや地元の多くの皆さん、また各国の報道陣もやって来た盛大な催しでした。

上段左から:ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領、麻生太郎総理大臣、下段左から:英国のヨーク公アンドリュー殿下、オランダのマリア・ファン-デア-ホーフェン経済大臣最初にロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領が挨拶に立ち、ロシアでは“史上初”となるLNG基地の始動を宣言しました。

続いてこの事業に関連が深い国々からの来賓の挨拶です。

<サハリンエナジー>社には日本企業が出資しており、施設建設にも日本企業が関与し、更に出荷されるLNGも日本の需要家が多く購入するなど非常に関係が深い日本を代表し、麻生太郎総理大臣がこの席に招かれ、日本の総理大臣として戦後初めてサハリンの地を踏みました。

<サハリンエナジー>社に出資する大手石油会社を擁する国々からの来賓も挨拶に立ちました。英国からヨーク公アンドリュー殿下、オランダから、マリア・ファン-デア-ホーフェン経済大臣が会場に足を運んでおり、それぞれ挨拶に立ちました。

この日のプリゴロドノエ周辺は氷点下15℃程度に冷え込んだ。このLNG基地は“サハリン2”と呼ばれる資源開発計画の一環として建設されたもので、2003年から建設工事が始まり、今年竣工したものです。工場で年間に生産出来るLNGの容量は960万トンに及び、この量は今日世界で流通するLNGの5%近くになるということです。

LNGは気体である天然ガスを氷点下160℃にまで冷やして液化し、容積を600分の1にまですることで、専用容器を備えたタンカーで輸送することを容易にするというものです。豊富な天然ガス資源を有するロシアでは、これまで気体のガスをそのままパイプで送る手法で、資源を国内で利用したり、欧州諸国へ輸出していましたが、今回の基地が稼動することにより、ロシアはアジア太平洋諸国へも資源輸出を行う手段を持つようになったのです。

“始動ボタン”に手を掛ける関係企業代表の皆さん。始動記念式は、このLNG基地を運営する<サハリンエナジー>社の代表、出資している各社の代表がLNGの製造装置・貯蔵装置の“始動ボタン”を一緒に押して終了しました。

この基地からのLNGですが、3月には最初のものが出荷され、一部は日本の需要家の所へ届けられるとのことです。

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