
わっかない市の水産業は沿岸漁業(えんがんぎょぎょう。注 1 )、沖合漁業(おきあいぎょぎょう。注 2 )、それに関係している水産加工業から成り立ち、地域(ちいき)の発展(はってん)に大きく関わっています。
90 キロメートルもある海岸線に 2 つの港、 7 つの漁港があり沿岸・沖合漁業によって発展してきましたが、昭和 52 年にソ連 200 海里設定(かいりせってい。注 3 )によって沖合漁業は減(へ)っていきました。上のグラフの 51 年から 61 年まで金額(きんがく)、数量ともに大きく減っているのはこのためです。
その後も資源(しげん)が減って漁獲量(ぎょかくりょう)が減ったり輸入(ゆにゅう)水産物が増えるなど、きびしい状態(じょうたい)が続いています。こうしたなかで、今新しい漁業体制(たいせい)を作るべく、地域の関係者が一体となって努力しているところです。
日本列島の一番北にあるわっかない市は、日本海とオホーツク海というふたつの海流が交ざる海産物が多く取れる豊(ゆた)かな町です。
市の産業では 70 %以上が漁業関係者で、漁業は町を支(ささ)える大切な力となっています。
200 海里規制(きせい)がしかれている沖合漁業では、すぐそばのロシア連邦(れんぽう)との関わりのなかで、新しい活路を見出すために努力していて、沿岸漁業では限(かぎ)りある水産資源を守るべく栽培漁業(さいばいぎょぎょう。注 4 )を目指した新しい漁業の形を定着させています。

