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最北の町わっかないの「一番」ってどんなのがあるんだろう?

日本で「一番」北の地域
日本最北端の地碑現在(げんざい)、日本の国土の中で自由に往来(おうらい)できる最も北に位置する地点は、実は宗谷岬(そうやみさき)ではなく、そこから 1.2 qほど北西にある弁天島(べんてんじま。別名・トド島)です。けれども、ここは周囲わずか 0.5 キロメートルの無人の小島であることから、一般的(いっぱんてき)には宗谷岬とされています。
 なお、北方領土(ほっぽうりょうど)も含(ふく)めて考えると、択捉島(えとろふとう)のカムイワッカ岬が、日本最北端(さいほくたん)の地ということになります。

日本で「一番」広い肉牛牧場
宗谷丘陵の放牧 宗谷岬の背後(はいご)に広がる手つかずの広大な土地は、現在、牧草地化され肉牛の肥育(ひいく)が行われていますが、広さ 1,585 ヘクタールにもおよぶこの宗谷岬肉牛牧場は、経営(けいえい)面積が日本一広い牧場です。
 宗谷丘陵展望休憩施設(そうやきゅうりょうてんぼうきゅうけいしせつ。ゲストハウス・アルメリア)の前には、ちゃんと日本一の看板(かんばん)も建てられています。

日本で「一番」早く飲まれたコーヒー
津軽藩兵詰合記念碑 1807 年、江戸幕府(えどばくふ)はロシアの南下にそなえて守りを固めるため宗谷に東北のサムライたちを送りました。しかし、彼(かれ)らは経験(けいけん)したことのない寒さと野菜不足によって次々と水腫病(すいしゅびょう。注 1 )という病気でなくなってしまいました。
 また、彼らは海が一夜にして流氷によってこおることにも驚(おどろ)いたそうです。
 やがてオランダから輸入(ゆにゅう)されたコーヒーがビタミンを多く含(ふく)んでいてそれが水腫病に効()くと分ると、宗谷に来て守りを固めていたサムライたちに予防薬(よぼうやく)として配られるようになりました。コーヒーを飲めないままなくなってしまった人々と、薬として大事に飲んだサムライたちの苦労を忘(わす)れないように 1992 年に「津軽藩兵詰合記念碑(つがるはんへいつめあいきねんひ)」がつくられました。

注 1 : 全身にリンパ液(えき)がたまる病気。このころは予防薬もなく、死んでしまう人も多かった。

日本で「一番」最初にできたストーブ
昔弥五郎(やごろう)という人が妻(つま)とともに宗谷に行こうと決めたとき、暖房(だんぼう)の設備(せつび)に不安を感じました。そこでイギリスの船で煙突(えんとつ)のついたストーブがあったのを見たことがあったため、それを函館(はこだて)の職人(しょくにん)に作らせ宗谷に送ってもらおうとしたけれど失敗が多くてなかなか送られてきませんでした。このままでは年内に届(とど)きそうもなく、部下の妻が身ごもったため弥五郎は宗谷でストーブを作ることにしました。
 ちょうど宗谷にはアイヌの景蔵(けいぞう)という腕(うで)の立つ鍛冶屋(かじや)がいたため、彼に鉄のストーブを注文したところ函館で作る予定だったストーブの 3 分の 1 の費用で完成しました。こうして完成したストーブ第 1 号は、早速子どもを身ごもった部下の家で大事に使用され、その後網走(あばしり)や紋別(もんべつ)方面に送られました。
 ストーブは寒い冬を過()ごす人にとってなくてはならないものとなり、宗谷は鉄でできたストーブが生まれた場所になったのです。

日本で「一番」長い夏至の日の日照時間
北半球では緯度(いど)が高いほど夏至(げし)の日の日照時間が長くなりますが、日本で一番昼間(日照時間)が長いのが、最北端のわっかないです。この日は、日の出が午前 3 時 45 分、日の入りが午後 7 時 25 分で、日照時間はなんと 15 時間 40 分にもなりますが、逆(ぎゃく)に夜はたった 8 時間 20 分しかありません。だから、早朝 4 時からの低料金ゴルフも楽しめるわけです。
 また、稚内より更(さら)に緯度が高いサハリンでは、昔、南樺太(からふと)が日本領(りょう)だった頃(ころ)、サマータイムが導入(どうにゅう)されており、夏は少々勤務(きんむ)時間が早くなるものの、冬は暖房費節約等のためにほんの数時間働くだけでよかったそうです。
 また、当然のことながら冬至(とうじ)の日に、全国で一番夜が長いのもわっかないです。この日は、日の出が午前 7 時 10 分、日の入りが午後 3 時 45 分で、日照時間はわずか 8 時間 44 分です。


日本で「一番」早い根雪の記録
札幌(さっぽろ)気象台の調べでは、全国で一番早かった根雪(雪が積もったままの状態(じょうたい)となること)は、昭和 30 年( 1955 )に稚内で記録されたもので、なんと 10 月 30 日にはすでに根雪となっています。
 明治から昭和初期にかけての観測(かんそく)方法は現在と異(こと)なりますが、これを上回る記録はどこにも残っていないので全国一の記録とされています。
 最近では、だいたい 11 月中旬(ちゅうじゅん)から遅(おそ)い時では 12 月の下旬(げじゅん)に根雪となることが多いようです。

日本で「一番」多い真冬日の記録
 真冬日とは、最高気温が 1 日中 0 度以上に上がらない日のことをいいます。昭和 26 年( 1951 )から昭和 58 年( 1983 )までの真冬日の年平均(へいきん)最多日数は、稚内・旭川(あさひかわ)・網走(あばしり)のそれぞれ 81 日です。ちなみに札幌は 51 日、東京は 0 日です。
 北海道の冬の厳(きび)しさがよく表れているバロメーターといえます。

日本で「一番」短いロープウェイ
ロープウェイ日本で一番短いロープウェイは、なんと稚内公園へと続くロープウェイです。全長 130 m、傾斜(けいしゃ)もきつく、日本で一番短くスリリングなロープウェイです。
  2006 年 3 月で廃止(はいし)になりましたが、それまでの間「タロ号」「ジロ号」と名づけられたゴンドラが一年中往復(おうふく)していました。

日本で「一番」安い新聞
 稚内市 内では、 2 つの地元新聞がありますが、このうちの 1 つ『稚内プレス』は、もう何十年も前のことですが、日刊(にっかん)紙としては日本一安い新聞として取り上げられたことがあります。『稚内プレス』のサイズはA 4 判(ばん)の 1 枚(まい)(両面)です。 1 カ月の購読料(こうどくりょう)が 50 円の時代だったころの話ですが、現在は 500 円に値上(ねあ)がりしています。



日本で「一番」北の駅
最北端の線路稚内は最北端の都市ですから、すべてのものが「最北の…」となりますが、中でも観光客に隠(かく)れた人気があるのは稚内駅プラットホームのはずれに設置(せっち)されている、木造(もくぞう)の目立たない看板です。訪(おとず)れた観光客が記念撮影(さつえい)をする、わりと知られていないフォトスポットです。
 看板には「最南端から北へ伸()びる線路はここが終点です」とあります。

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連絡先は北海道稚内市中央3丁目13番15号稚内市役所まで