昭和 58 年にわっかないのすぐ近くのサハリン西海域(かいいき)で起こった「大韓航空機撃墜事件(だいかんこうきげきついじけん)」は今でも思い出す人が多い事件(じけん)でした。祈(いの)りの塔(とう)は事件からちょうど 2 年たった昭和 60 年に遭難者(そうなんしゃ)の慰霊(いれい)と世界の恒久(こうきゅう)平和を願って、サハリンを見ることができる宗谷岬(そうやみさき)の高台につくられました。
塔は「鶴(つる)が大きく羽を広げ、天空に首を持ち上げる姿(すがた)」をしていて、事件の真相と真の平和を鶴のように首を長くして願いを求める様子を表しています。 19.83 メートルという高さは事件の起きた 1983 年を、 16 枚(まい)の羽は遭難者の 16 カ国の母国を、 269 枚の白御影石(みかげいし)は遭難者の数である 269 名をそれぞれ表しています。

