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研修医だより

~~ 研修医だより 院外研修 顛末記 ~~

『初期研修医(2年目)からのメッセージ』

初期研修医 (2年目)竹内 

「市立稚内病院での研修は自由度が高い」と、
 

院長も、事務局長も、研修医本人である私自身も、研修医募集の際には事あるごとに口にしてきた言葉である。
 

「本当に?」
 

そんな言葉を聞かされた、未来の研修医たる皆さんが必ず(口には出さないが)思うことであろう。
 

「事実である」


 

そんな皆さんに、私がお答えしたい言葉である。

ここからは、「市立稚内病院の研修は自由度が高い」ことが「事実である」ことを皆さんに実感していただくため、私が2年間の研修中にどのような経験をすることが出来たかについて、実際の体験談をいくつかご紹介させていただこうかと思います。

 

市立稚内病院での研修プログラムは、所属診療科の自由選択期間が11か月間も設けられており(外科系希望の方は救急所属の2か月間も加えて、最長13か月に渡り希望診療科に所属できる。詳細は募集要項ご参照)、研修2年目は実質的に自分が希望する診療科のみを選択して研修することが可能である(1か月間は地域医療研修に従事)。

 

私の場合、将来の進路を産婦人科に定めていたこともあり、2年目は産婦人科を中心(6か月)に、小児科、精神科、整形外科を各1~3か月選択して研修するプログラムとした。研修期間や時期についても、1年目の研修を踏まえて、2年目に入る直前まで指導担当医と相談・調整させてもらい、最終的に心から満足できるプログラムを用意してもらったと感じている。

1年目の終わりには、東京にて講演会で演者をさせていただくという大役(聴衆が1000人くらいいた!)も経験させていただいた。

さらに、漢方医学に興味があった私は、院外研修(実習)の一環として、東北大学病院漢方内科(宮城県) および 麻生飯塚病院 東洋医学センター 漢方診療科(福岡県)での短期実習を経験することができた。念のため言っておくと(学生の皆さんにはマニアックな世界なので(笑))、いずれも漢方診療では日本でも有数の規模と実績を誇る施設である。

 

東北大学病院では、外来診療の陪席を中心に診療見学、とくに鍼灸を取り入れた東洋医学的なアプローチについて学び、症例検討会や漢方医学書(中国語!)の抄読会にも参加させていただいた。産婦人科志望ということで、婦人科領域の漢方処方については、とくに濃密な指導をしていただいた。

一方、麻生飯塚病院は全国でも珍しい漢方診療科として入院病床も持っている病院で、外来診療の陪席はもちろん、漢方診療科の入院患者の治療を指導医とともに行う経験をさせていただいた。入院患者は外来診療と違って日々の体調変化を捉えやすく、投薬により生じる所見の変化を細かく把握することができるので、処方内容を2~3日単位で微調整することが可能であり、そういった調整により漢方処方による治療効果が飛躍的に高まることを実感できたのは、大変な収穫であった。このほか、毎朝開かれる漢方古典の輪読会やほぼ毎週のように行われる講演会への参加も、とても有意義な経験となった。

 

【飯塚病院での一コマ】

飯塚病院での写真

指導医の先生方と。 大変お世話になりました!

 

*** 飯塚病院ホームページ http://aih-net.com/ ***

地域研修としては、臨床研修協力病院である市立稚内こまどり病院の他、利尻島(利尻国保病院)と礼文島(鴛泊診療所)の2島にて研修(実習)を行い、同じ離島医療でも規模の違う(利尻島の人口は礼文島のおよそ2倍)島では医療事情が全く異なることを体験的に学ぶことができた。

また、実際に島外への搬送や訪問診療に従事することでき、医療資源の限られた地域での医療がいかに困難なものであるかを実感した。いずれの施設での研修も、将来道北圏で働くことになるであろう自分にとっては、大変得難い経験であったと思っている。

同時に、当該地域において、市立稚内病院が地域の中核病院としていかに重要な役割を担っているか肌身を通じて感じることができた貴重な経験であった。
 

…いかがでしたでしょうか?


  東北と、九州と、最北の離島で研修することができる研修病院。

貴方の願う臨床研修を親身になって実現しようとしてくれる研修病院。

そして、それが夢で終わらず実現してしまう研修病院

当院は貴方の考える理想の臨床研修を全力でサポートしてくれる、そんな研修病院です。

 

ぜひ一度(遠いですけど!)稚内に来て、当院の本気を感じてみてはいただけませんか?

     【日本最北端の地のある 稚内(わっかない)】
宗谷岬

お問い合わせ先

市立稚内病院

〒097-8555 稚内市中央4丁目11番6号 
市立稚内病院 事務局庶務課庶務グループ 臨床研修事務担当
TEL 0162-23-2771
FAX 0162-23-5636
E-mail y-matsuya@city.wakkanai.hokkaido.jp

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